好きな人と同棲をはじめたとき、いつも一緒にいれる喜びやワクワクを感じ、これから始まる新生活が楽しみだった人は多いのではないでしょうか。
しかし、いざ同棲を始めていつも一緒にいると、相手との考え方の違いにモヤモヤしたり、ときには腹が立ってイライラすることも出てきます。
そこから言い合いになってケンカをしたり…。
同棲中のケンカは気まずいし「こんなはずじゃなかったのに」と思っちゃうと、とてもツラく悲しい気持ちになって思わず涙が出ちゃいますよね。
同棲するくらいの相手だからこそ、喧嘩をしても仲直りをしたいし、できるならなるべく仲良く過ごしたいものです。
そこで、同棲経験のある先輩たちに、どうやって同棲中のケンカを乗り越えたのかを聞いてみました!
パタリナがインターネットを使って400人を対象に調査をした結果、なんと97%の先輩カップルが同棲中にケンカをしたという事実が…!
先輩の同棲カップルはどういうことでケンカをし、どうやって仲直りをしたのでしょうか。
アンケートの結果から、うまくいくコツを考察しました。
ケンカしつつも、結婚までいったカップルは半数以上もいたのです。
ぜひ、同棲生活の参考にしてくださいね。
それでは、じっくり見ていきましょう!
目次
同棲カップルに多い喧嘩の原因は?
同棲中にケンカをしてしまうカップルは97%もいました。
ほとんどの人がケンカをするなかで、ケンカしないのは少数派といわばレアケース。
多くのカップルが、喧嘩をしているのが現実のようです。
ではケンカの原因は、どんなことなのでしょうか。
圧倒的に多いのは「家事」です。
次いでお金のこと、思いやりを感じられない、などが大きな理由でした。
ちょっと詳しくみてみましょう。
ケンカの原因1位:家事の不満



ふたりとも働いているのに、家事負担が片方だけ…という家事の割合に不公平さを感じる方が多くいました。
「同棲するときに、家事の分担を決めていたのに…」という意見はめちゃくちゃ多かったです。
また、こういう不満を我慢しちゃって溜めこむ結果、爆発してしまうのはあるあるのようですね。
ルールを作って約束したのに、約束をやぶって逆切れされたら、喧嘩にもなります。
ケンカの原因2位:お金のこと




しかも家賃も食費も全部私もち。「お金、そんなに出せないよ」と言ったら大喧嘩になりました。。
出るわ出るわお金のこと。
結婚を視野に入れていた同棲の場合、生活費だけではなく、結婚費用の貯金などで揉めるケースもありました。
新卒同士・学生同士での同棲は、お金がなくて家賃や食費で揉めることも。
お金のことも、「ルールを決めたのに守ってくれないと、今後ふたりはどうするべきか」と思い悩む気持ちもわかります。
ケンカの原因3位:思いやりを感じられない



私が仕事から帰宅すると知らない人が自宅にいる状態。

「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、一緒に住んでいたとしても距離感や相手への思いやりは大事です。
それなのに、相手が自分勝手と思われる行動を遠慮なくする姿に、どうしようもなくイライラしてしまう…という意見が多くありました。
せっかく一緒に住んでいるんだから、お互い思い遣って愛情を育みたいですよね。
4位以下も不満は大きい


今までそんな事の無い人だったので怪しいと感じ、問い詰めたら嘘だった。


4位以下は「ひとりになれなくてストレス」「相手が浮気していると感じた」が続いて、結婚・セックスのことがありました。
意外と「ひとりになりたい」という意見が多く、このことから気持ちを切り替える物理的なスペースが必要なことがわかります。
また、同棲をするなら結婚を視野に入れている人が多いのか、相手が結婚を考えていないことがわかると大きな喧嘩になっているようです。
浮気はそりゃ喧嘩になるよね…と納得の結果ですね。
セックスに関する不満は、言いにくいからこそ根深くなりがち。
これは気まずい…ケンカをしたとき46.4%が無言に…
喧嘩をしたときに、46.4%の人が無言・無視をつらぬいたようです。
一緒に住んでいて無言は、気まずさしかないですね…。
編集部として気になったのは「出ていった」が20.4%あったこと。
家出をする理由としては「とにかくひとりになりたかった」「相手がいたらもっと怒ってしまう」などが理由のようです。
いたたまれないケンカですが、ケンカをした先輩同棲カップルは、別れてしまったのでしょうか。
ケンカをしても87.3%は別れなかった
先輩の同棲カップルでケンカをした人たちの、87.3%は別れませんでした。
ということは、ちゃんと仲直りできているんですね。
では、どうやって仲直りをすればよいのでしょうか。
仲直りをするコツ
同棲カップルのケンカは、一緒に住んでいるからこそ気まずく、なるべく早く仲直りしたいものです。
しかしいっぽうで、近すぎて仲直りのタイミングを測るのが難しいのかもしれません。
先輩カップルたちに、どうやって仲直りをしているのかを聞いてみました。
謝るまで時間を置く派が58.8%



その前に一旦冷静になるために一人になる時間を作ります。
冷却できたら面と向き合って話し合います。お互い、質問をしあいあって。
58.8%がすぐに謝らずに時間を置いて、36.1%はとことん話し合ったようです。
つまり、気持ちを抑える期間が重要で、お互いがクールダウンしてから、しっかり話し合うことが大事ということがわかります。



小さなことであれば、すぐに謝ることも大事。
相手が許しやすい雰囲気を作るために、好きな食べ物を用意する人も多くいました。
先輩カップルたちは、こうやって仲直りをしているんですね。
ケンカをしたらお互いに頭を冷やしたい…先輩カップルがいた場所は?
ケンカをした後に、お互いに頭を冷やしていることはわかりましたが、同棲をしていると、なかなかひとりになる時間を作るのが難しそうです。
先輩カップルは、どうしていたのでしょうか。
同じ家の敷地中で、他の部屋やベランダなどでクールダウンした方が44.8%いました。


ベランダに出てタバコを吸ったのですが、部屋に戻りづらくずっと立っていたんです。
物件や間取りによっては、ひとりになるのが難しい方もいます。
一緒に過ごした27.5%の方は、悶々と思うことも…。

ワンルームのアパートでの同棲だったので、やはり個室が欲しかったです。



やはりクールダウンするには、物理的な距離を必要とする人が多いようです。
相手が出ていったときはどう対処したらいい?
相手が出ていったときに、何もしなかった人が45.6%でした。
クールダウンする時間が相手にも必要だと考えた結果かもしれませんね。
出ていった方は、次のように考えていたようです。




相手によっては、迎えにいったほうがいいこともありますが、お互いの気持ちが落ち着くのが大事ですね。

多くの人は「ケンカはもうしたくないな」と感じるようです。
気まずさを考えたら、たしかに同棲中は、なるべくケンカをしたくないですよね。
そもそもケンカをしない秘訣は?
そもそもケンカをしないようにするために、どうすればよいのでしょうか。
先輩たちの意見を聞いてみました。
円満に同棲生活を続けるために、先輩カップルが教えてくれたことを紹介します。
何よりもお互いの気遣いや日頃の感謝が大事
トップ2は「お互いを気遣う」「感謝する」になりました。
一緒に暮らしているなかで、お互いを思いやって、感謝を伝えることは大事です。
たとえば、家事が相手が自分の期待よりできなくても、「やってくれた」ことに感謝を伝えましょう。
小さな「ありがとう」や、お互いへの思い遣りは、円満の秘訣です。
コミュニケーションはしっかりとる
コミュニケーションは、意識的に増やすといいですね。
コミュニケーション不足は、すれ違いが生まれやすくなります。
近しい仲とはいえ、別の人間です。
テレパシーが使えるわけではないので、お互いに声をかけあうことで、相手のコンディションがわかったり、考えていることがわかります。
相手の考えを知ることが、すれ違いを減らすことになるのでコミュニケーションはしっかりとりましょう。
プライベートになれる場所・時間を確保
ケンカだけでなく、疲れたときでも「ひとりになりたい」と思うこともあります。
そんなときに、プライベートになれる空間があると、同棲生活でケンカを少なくできるかもしれません。
限られた間取りの中でも、お互いのプライバシーを尊重できる時間や空間を作れると、ホッと息抜きできるかもしれません。
お部屋探しのときに、注意しておきたいポイントですが、今の空間でもプライベートになれる空間を作る工夫してみるといいですね。
ルールは決めるけどがちがちにしないが◎
「ルールを決める」が35.0%、「ルールはないほうがいい」は10.3%でした。
一見、相反することですが、先輩たちの意見を見ると、「がちがちにルールを決めないで、大枠は決めたほうがいい」と考えているようです。
たとえば、事細かくルールを決めると覚えきれません。
覚えていないルールは守れないし、細かすぎるルールがケンカの元になりかねませんよね。
お金や家事のことは話し合い、相手を褒める
家事分担、お金の使い方や貯め方は、定期的に話し合いつつも、お互いの状況にあわせて無理のないようにしていきましょう。
料理ができない代わりに、ゴミ捨てやお風呂掃除をする、などのザックリしたルールで、お互いが毎回相手を褒めることが長く仲良くできる秘訣のようです。
ときにはあきらめるのも大事
また「やってくれない」と怒るのではなく、ときには「あきらめる」ことも大事。
人間ですから、不得意なものがあって当然です。
相手が完璧にできないことを、「仕方ないな」と、あきらめてみましょう。
ちょっとのあきらめは、相手を許すことにつながってきますよ。
友人と会って違う意見を聞くのもOK
ときには、友人との時間も大事です。
同棲カップル同士なので、お互いが一番わかりあっているかもしれませんが、違う意見や考え方を聞くことで、相手のことをさらに好きになれることも。
カップル同士で意見が割れた場合も、友人に聞いてみると、新しい視点がでてくるかもしれません。
気持ちや考え方をリフレッシュするために、友人との時間も大切にしましょうね。
将来についても話そう
同棲をしている方のなかには、将来の結婚を視野に入れているという方もいるのではないでしょうか。
とはいえ結婚について、ふたりで考えていることが違うというケースもあります。
自分たちのライフプランを一緒に考え、将来どうしていくかを話し合う時間を作りましょう。
20代・30代・40代・50代をどう過ごしたいかを現実的に考え、そのためにどうすればいいのかを話し合うことで、お互いの考えをすり合わせるといいですね。
がんばりすぎない素の自分を見せる
好きな相手だからこそ、いい自分を見てほしいと思う気持ちはすごくわかります。
とはいえ、将来も一緒にいたいと思う相手にがんばりすぎるのはしんどいものです。
徐々に素の自分を出しつつ、相手の素も受け入れてくださいね。
デートやセックスについても話そう
いつも一緒にいるからこそ、なぁなぁになりがちなデートやセックス。
しかし一緒に住んでいるからこそ、大事にしたいものです。
デートはともかくセックスについて話すのは、恥ずかしいという女性は多いと思いますが、大切にしたいからこそ話をしたいですね。
「友人はこうだったらしいよ」など、お友達の話からそれとなく話してみてください。
同棲の後は結婚の未来がある?76%は「結婚前に同棲はしたほうがいい」
同棲カップルは、結婚できるのでしょうか?
同棲中にケンカをしたけど、別れずに付き合い続け、結婚したカップルは51.6%!
別れを選ぶ方よりも、結婚したカップルのほうが多くいます。
なんだか希望がもてますね。
そもそもですが、結婚前提で付き合うなら、結婚前に同棲したほうがいいのでしょうか。
先カップルたちに、同棲をしたほうがよいかを聞いたら、76.8%が同棲をしたほうがよいと答えていました。
いっぽうで1/4近くは同棲しなくていいと答えれいます。
どんな真意があるのかを見ていきましょう。
結婚前に同棲したほうがいい派の体験談


離婚は簡単にできないので、相手のことをよく知ってから結婚するのが一番。
なので同棲はしたほうがいいです。

結婚前に同棲することで、お互いの嫌な部分をあえて見ておくために必要、という意見が圧倒的に多かったです。
お互いの嫌な部分を許しあえるのかが、結婚へのカギかもしれません。
同棲しなくていい派の体験談



同棲しなくていい派は、結婚への意識が逆になってしまうことや、ひとりの時間を大事にしたいという意見が目立ちました。
なかには相手の嫌な部分を見たくない、という意見も…。
同棲するなら結婚、くらいの意識があるとまた違うかもしれません。
まとめ:お互いの気遣いや日頃の感謝があればケンカをしても結婚できそう
同棲中のケンカは、気まずく悲しいものです。
なるべくならケンカをしたくないし、ケンカをしても早く仲直りしたいですね。
しっかり仲直りをして相手を思い遣れると、さらに相手を理解できて、結婚につながっていくのかもしれません。
残念ながら別れてしまうケースもありますが、結婚しているわけではないので「運命の相手ではなかった」のだと、新しい相手を探すことに気持ちを切り替えるとよいでしょう。
何よりも、お互いへ気遣いあい、ありがとうの気持ちをしっかり伝えられれば、ケンカをしてもちゃんと仲直りをして結婚できそうです。
もしも今、ケンカ中の人は、クールダウンしてから謝ってみてくださいね。
- 調査対象:同棲経験がある方
- 調査期間:2019年10月23日~10月25日
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 有効回答数:400名(女性290名・男性110名)