ふとした瞬間に、元カレのことを思い出すのは珍しくありません。
似ている人を見た、元彼との思い出の場所へ行った、そんなときに「どうしているかな…」と考えるのは、感情として普通のことです。
それだけでなく「会いたい」と強く思ってしまうのは、心の中にまだ元彼の姿がくっきりと残っているからかもしれません。
大切なのは、そこですぐ復縁に結び付けないことです。
冷静に「元彼に会いたい」と思った自分の心理状態を見つめてみましょう。
そのうえで、確実に気持ちがあるなら、そこからは復縁に向けて行動開始です。
今回は、元彼への思いがまだ残っているのか、心理を確認する作業に必要なパーツ。
それに加え、本当に元彼への気持ちが残っている場合は、復縁の可能性を探るところまでを紹介していきます。
目次
元彼に会いたくなるときの心理
「元彼に会いたい」そう思う心理には、さまざまなものがあります。
まだ元彼へのことを考えるからといって、自分は復縁を望んでいると考えるのは早とちりです。
自分の感情というのは、意外にわからないものです。
では、元彼への未練のほかに、どんなことがきっかけで、会いたくなったのか?
その心理状態を分析してみましょう。
ふと寂しくなった
ふと寂しくなったとき、元彼のことを思い出し、会いたいという感情が噴き出してくることがあるでしょう。
孤独感を覚えたときは、そこから逃げるために、幸せだったころのことを思い出します。
これは人としての防衛本能のようなものです。
元彼と別れてからある程度の時間が経っていれば、なおさら思い出に救いを求めたくなるでしょう。
人の記憶は、時間とともに悪い思い出が消えていくもの。
寂しくなったときに元彼に会いたいと思うのは、未練が残っているというより、思い出にすがっている可能性が高いでしょう。
仕事がうまくいっていない
仕事がうまくいっていないときは、誰かに救いを求めたくなるものです。
現在、頼れる相手がいない場合は、過去の人間関係の中に、その対象となる人を探すでしょう。
それが元彼になる場合があります。
もし、元彼と付き合っているころは、仕事が順調だったのであればなおさらでしょう。
社会人であれば、仕事がうまくいかないことと、生活が順調でないのはイコールとなる場合が多いです。
当然気持ちも弱っていますから、良かった時代、楽しかったころを思い出すでしょう。
ただ弱っているときの心は、冷静さを失っていることも多いです。
自分を助けてくれれば誰でもいいはずなのに、元彼を思い出すあまり「彼にまだ未練があるのかも」と思い込んでいる可能性もあります。
そのため、元彼への想いとすぐに直結させない方がいいでしょう。
新しい彼氏とうまくいっていない
当たり前のことですが、元彼と今の彼氏は別人です。
別人なのですから、良いところ、悪いところも違います。
今の彼氏に対して不満に思っているところに、元彼の長所があった場合もあるでしょう。
ただ今の彼氏にも、元彼にはない良さがあるはずです。
今の彼氏への不満のはけ口として、元彼をもち出している場合があります。
昔が懐かしくなった
誰でもノスタルジックな雰囲気に浸りたいときはあります。
寂しいとき、仕事がうまくいっていないとき、生活がすさんでいるなど、さまざまな状況を思い出の中へ気持ちをもっていくことで、解消しようとします。
その思い出の中の登場人物として、元彼が思い浮かぶのは、不思議なことではありません。
ただそれが過去を美化してストレスを解消しているのか、元彼への想いを残しているのかはしっかり判別しなければならないでしょう。
別れてからもずっと元彼が好きだった
元彼と別れた後、新たな恋人もいなければ、ほかの男性へ惹かれることも興味をもつこともない場合は、元彼への想いを残している可能性が高いでしょう。
何度も彼のことを諦めようとしたはずです。
しかし、感情を理性で抑え込むにも限界があります。
この場合は、たとえ叶わなくても、自分の気持ちに踏ん切りをつけるために、復縁にチャレンジするのもアリです。
元彼に会いたいと思わせるLINEの仕方
では次に、元彼との復縁の可能性を探るための行動を見ていきましょう。
いきなり会いに行くのは強引です。
直接声を聞きたいと思って電話をしても、留守電になってしまえば、より寂しさが募るばかり。
復縁を望むうえで、ハードルが低くチャレンジしやすいのがLINEです。
ここでは、復縁の可能性があるかどうかの確認をするための、LINEの仕方を紹介していきます。
元彼の近況を聞いた上で最近はじめたことなどを報告する
あくまで簡潔に、元彼の近況を友人のように尋ねてみましょう。
よほどひどい別れ方をしていなければ、一度は愛し合った仲なのですから、返信が来る可能性は高いです。
もし返信が来たら、自分の近況も伝えましょう。
ここではまだ、寂しさなどの感情を抑え、ポジティブな文章を送る意識が大切。
最近始めたことや、今の仕事のことなどを伝えましょう。
スタンプや絵文字を使って、元彼に重みを感じさせないのがコツです。
共通の話題を持ち出す
共通の話題をもち出すのもいいでしょう。
付き合っていた2人ですから、相手の趣味はわかっているはずです。
「ちょっと教えてほしい」と、気軽さと頼りにしている雰囲気を混ぜた文章にしてみましょう。
あまり長々とLINE上で会話を続けるより、ある程度聞いたら「また連絡するね」といった感じで、適度なところで終わらせます。
感情を抑え、少しずつ彼の中にあるあなたの姿を思い出させる作業です。
コツコツとつなげていくのがポイントです。
お礼をする前提で重いものの移動などをお願いする
たとえば、引っ越しや部屋の模様替えで、重いものを移動することを頼んでみるのもひとつのアイデアです。
重いものを動かしてくれる、運んでくれる人、つまり信頼している男性がいないということを間接的に伝えることができます。
もちろん今は恋人同士ではありませんから、お礼をするから手伝ってと気軽な感じでお願いするとよいでしょう。
そのお礼も手料理では、相手が重く感じてしまいます。
元彼に変な勘繰りをされないように、ファミレスや焼き肉屋、お酒が好きなら居酒屋でごちそうするなど、大衆的なお礼にしましょう。
復縁の可能性が高い彼の反応とは
そんなLINEでのやり取りで、近況をすんなり教えてくれたり、アドバイスをもらえるようなら、復縁の可能性は少なからずあると見ていいでしょう。
ただ、まだ確実性には欠けます。
ではどんな言葉や会話の内容があれば、復縁の可能性が高いと見ることができるのでしょう。
その具体例を挙げていきます。
LINEのやり取りが続く
元彼にLINEをして返信が来るようなら、復縁の可能性は高まります。
この場合は、既読から返信までの時間差も重要な要素です。
LINEを見たあと、すぐに返信できない場合もあります。
そんな状況にあっても、忘れずに返信をしてくれるのであれば、あなたの気持ちは伝わりやすい状態にあると見ていいでしょう。
もちろんあなたからだけでなく、相手からLINEが送られてくる場合も確率が上がっている証です。
ただ注意したいのは、性的な関係だけを望んでいる場合があるということ。
軽い便利な女と思われないために、すぐに会うのではなく、多少時間を置くのが大事です。
別れてからフリーだったと伝えてくる
元彼からのLINEの中に、現在の恋愛状況が入ってくるのは気持ちの表れです。
今の恋人との話をしてくるようなら、遠まわしに「もう戻れない」と伝えています。
ただ、もしあなたと別れてからフリーなのであれば、それは「復縁しないか」というアピールだと見ていいでしょう。
あの時たのしかったななど昔を懐かしむ内容
質問や近況報告だけでなく、あなたとの日々を懐かしむ会話が出てくるなら、確実に彼の心の中にあなたの姿がくっきり浮かんでいるはずです。
つまりあなたの気持ちに近い状態になっているということ。
とくに昔を懐かしむ言葉は、あなたとの2人だけの共通の思い出です。
昔2人だけのあいだで使っていた言葉を続けて使っているなら、元彼の中であなたの姿はよりハッキリと映しだされているのでしょう。
ここからは、会話の中に幸せだったころのエピソードを重ねてみてください。
その流れで直接会う雰囲気になったら、共通の思い出の場所で会う誘いを掛けてみましょう。
あくまでも開放的な場所、そして昼間がおすすめです。
焦ってすぐに、恋人同士のときのような関係に持ち込もうとしないように注意してください。
寂しさだけで復縁しないように注意しよう
元彼への思いを疑うつもりはありませんが、時間の経過とともに、良い思い出は色濃くなっていくものです。
大事なのはその思いが元彼へのものなのか、付き合っていたときの状況や環境も含めた思い出に対するものなのかを冷静に判断することです。
寂しさだけで復縁をすれば、別れたときと同じことを繰り返し、傷ついてしまう可能性があります。
自分の気持ちを確認しながら、ゆっくりと進んでいきましょう。